消防設備士甲5の受験ブログ~勉強方法、参考書、出題された問題等

消防設備士甲種5塁資格
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資格試験の勉強からは2年ほど距離を置いていた為、
不安があったものの。
なんとか独学で一発合格。

消防設備士甲種5類の合格率は常に30%を超える資格。
勉強しないと受かりませんが、
「勉強すれば必ず取得できるっ。」

実際に試験を受けてそう感じました。

試験を受けるまでに知りたいことが多々あったのですが、
ネット上の情報は多いようで、意外と少ないと感じました。

これから受験しようと考えている方へ少しでも参考になるような
情報を記したいと思います。

また、どのような問題が出たかも覚えている範囲で紹介します。
ちなみにそれまでの所持免許は乙1、甲4、乙6でした。

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消防設備士甲種5類を受験するための計画その1、科目免除、参考書、問題集

まず、計画から。

・科目免除するか否か

甲5を受験する方はほとんどが他の甲種を持っていると思います。
すると、科目免除を行うか否かを決めないといけません。

試験の開催頻度の高い地域であれば短いスパンで試験を受けることが出来ます。
そういう場合は免除するのはもったいないですよね。

しかし、私の様に久しぶりに受験する、
もしくは試験が年に2回程度しかない地方の方は
免除となる「法令の共通部分」は、ほぼ一から勉強し直さないといけません

全体の得点源になることは間違いないのですが、
私は科目免除をすることに決めました。

そこで計画を立てるべく、
自分が勉強しないといけない問題数と
正解しなければならない問題数を書き出します。

消防関係法令   …法令類別7問 必要正解数3問(40%)
基礎知識     …機械10問   必要正解数4問(40%)
構造・機能・工事・整備…20問  必要正解数8問(40%)
TOTAL  ……37問 必要正解数23問(60%)
これでどのくらい間違えていいのか考えて
安心を手に入れます。

実技は細かい出題数と配分が分からない為、
100%目指して勉強するとします。

・参考書と問題集

ネットで検索すると、
ほぼオーム社か弘文社の中で選ぶこととなります。

私はオーム社発行ラクラクシリーズの参考書と問題集を購入。
ネットのレビューは気にするとどれも買えなくなってしまうので
気にしてはいけません。

そしてネット購入せず、念のために本屋へ行きました。
種類は少ないですが、書店にあった別の本を斜め読みし、
文字数も多かったことからこのラクラクシリーズに決定。

本番の試験問題はその時々にあたりはずれがあるようですが、
私が受けた試験ではこの2冊をしっかり勉強すれば
合格できた
な、と思いました。

本来なら当たり前のことなのですが、
問題集に掲載されている問題は全て目を通し、
こんな問題は出ないだろうと勝手に判断してはいけません

私は基礎的知識~機械の分野が苦手でした。

この辺はまあいっかぐらいで試験にのぞむと
実際に10問中7問、うろ覚えしていた問題が出ました。

この分野は最低でも4問正解しないといけないのに
完璧に分かる問題が3問しかないっ!

焦りました。

例えば
◆金属の中で熱膨張率が高いものを選ぶ問題
正解はアルミニウムでしが、自分は銅を選択。

◆鉄の炭素含有量が徐々に増えると性質がどうなるか
正解は引張強度があがり、衝撃値は減少。

この問題も見たことがあったのですが、
衝撃値がどうなるか覚えてなく、
まったく違う回答をしてしまいました。

◆組み合わせで不適当なものを選ぶ
黄銅-銅・鉛
正解は銅と亜鉛なのでこれが不適当

これもよく見る問題ですが、出題されました。

◆圧力配管用炭素鋼鋼管の略称を選ぶもの
答えはSTPGでうろ覚えでしたが勘で正解。

◆ヤング係数の計算問題

正解しているかどうかは不明。

その他溶接に関する問題が出ましたが、
問題集にあるような現象を答える問題ではなく、
何言ってるかまったくわかりませんでした。

以上のように解答している時に、
これは本に乗っていたが覚えていない…
というような惨事が起こりました。

試験が終わったあともかなりへこみましたね。
なので、苦手分野の問題は数問でもいいので丸暗記するべし。

それと甲5の数値はN(ニュートン)が良く出てきます。

(参考までに私のざっくりした覚え方です)

650Nは成人1人の重さと考えられているようです。
ですから、例えば荷重計算の数値を覚えるにあたって

避難用タラップの踏み板は1人分 650N
滑り台1m辺りの荷重は2人分 1300N
避難橋1㎡あたり3300Nは5人分
(650N×5=3250Nだが、ここは四捨五入と考える)
緩降機 3900Nは6人分

と言った具合で、
人数分の方が若干覚えやすかったのでそうしました。

基礎知識は結果60%

消防設備士甲5を勉強するための計画その2、時間、期間

では参考書と、問題集を手にして、1日で進めそうなページ数を決め
それを何周するかを決めます。

試験は12月。
私はぴったり3カ月前から開始し、1ヶ月で筆記を1周し、2週間で1周。
次の2週間で1周。残りの3週間で実技。ラスト1週間で総集編。

とざっくり計画を立てました。

平日は1~2時間、休日は3~4時間勉強し…

するとどうでしょう、
結果…1ヶ月で毎日勉強することをやめてしまいました。

というのも実際に勉強していて、3ヶ月は必要ないなと。

そして途中で飽きてしまいました。

甲5は各寸法や重量など、覚えなければならない数値が多い
怠けた期間も数値面だけは時々確認していたのですが、
インプットしてからアウトプットするまで期間がありすぎ。

12月の最初には逆に忘れて混同してしまうという
現象が自分に起きてしまいました。

昨日まで当り前に覚えていたことが急にわからなくなったのです。
試験当日、鑑別で救助袋の開口部。
床から開口部下端までの高さを記入する問題が出ました。

当り前のように150cm以下と解答。(正解は120)
見直した時に間違いに気づいたからよかったのですが。
自分を信じれなくなりました。

私のおすすめは必要日数は90日ぐらい。
問題集は最低2周し、間違えたところを最終的にチェックする方法。
実技は必ず、紙に答えを書くようにしましょう
です。

ちなみに本を眺めて暗唱するだけでは厳しいと思います。
近年はPC,スマホで文字を書くことが少ないため、
このことは必須です。

鑑別では他に、このような問題が出ました。

◆図を見て、金属製避難はしごの種類を答える問題。

 正解は たてかけはしご と 吊り下げはしご

◆金属拡張アンカー関連では
・金属拡張アンカーが設置不可である
 コンクリートの種類を問う問題
・設置不良となった場合の原因を答える問。

◆固定環の図を見て、足りない部分を問うもの。
 私は水抜きパイプ又は穴がないと解答。

製図では

◆6階にある病院の
 ・収容人数と設置できる避難器具とその数
 ・そして、設置する場所の特定。(○で直接図に記入する)

覚えているのはこれくらいです。

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消防設備士甲5の試験当日までの対策

甲4や乙6などと違って、
どこまで勉強すればよいのかわからない
という情報が多く、とても不安になりました。

不安材料は出来るだけ少なくしたい。

でもお金はかけたくないので、追加で本は買いたくない。

しかし、気になる。
他の問題集はどんな問題が掲載されているのか。

なので思い切って立ち見でサッと確認作業を行うことにしました。

自分が知りたかったのは機械分野の計算問題と製図。

感じたのは
機械分野の計算問題に関してはどの本もほとんど同じ。
製図問題に関しては、どの本も2・3問しか掲載されていません
でした。

結論は
”ピンポイントの問題の為だけに購入するのはもったいない”
でした。

製図に関しては設置基準を紙に書いて覚える方が大切。

その他の行動として。
ネット上ではこれまで受験してきた先輩達がブログを書いています

人によってはどのような問題が出た、とか、
過去問を作成している方もいます。

それらを参考にしました。

すると不安なのは自分だけではないと、少し安心することが出来ます。

最後に、勉強以外の準備として。

私が受験したのは12月でしたが、前日に初雪を観測。
試験当日も朝から吹雪いていたので、時間には余裕を持って行動。

また、部屋が寒かったり、椅子が冷たいと気が散ったり、
トイレが近くなったりと…
防寒のズボンと椅子に敷くタオル、カイロを準備していきました。

夏は夏で、クーラーが効きすぎのパターンもあります。

テストに集中する為に、その季節に応じた対策が必要かと。

以上、消防設備士甲種5類を受験する、どなたかの為になればと思います。

頑張ってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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