消防設備士乙種6類を受験しようと決意した後、テキストや問題集は何を選んだら良いのか悩みますよね。
独学で勉強しようとする方は特にそうだと思います。
私がそうだったのですが、頼れる先輩もいなかった為、あなたと同じ様にひたすらネットで情報を集めました。
結論から申し上げますと、
1冊のテキストと1冊の問題集で一発合格することが出来ました。
ここに私の選んだ参考書と問題集をご紹介するとともに勉強法なども記載したいと思います。
実は先日、後輩が乙6を受けて、不合格という残念な結果だったこともあり、ひょっとすると私でも少しお役に立てるかもしれないと思った次第です。
情報は世の中にたくさんありますので、合格体験記の一つとして参考にしていただければと思います。
消防設備士乙種6類の参考書と問題集のお薦めは?
私の購入した参考書はいわゆる工藤本
著者 工藤政孝さん 弘文社
”わかりやすい!第6類消防設備士試験”と”本試験によくでる!第6類消防設備士問題集”
の2冊
なぜ選んだかと申しますと、ネットで検索すると最初に出てきますし『工藤本』と略してまで世に知れ渡っていると知ったらとりあえずこれってなちゃいますよね。
そして、実際にどうだったかというと
文字の大きさ、適度な挿絵、また語呂合わせなど(好き嫌いありますが)とても勉強しやすいと思います。
なので、この2冊をしっかりと行えば合格ラインの6割は余裕で取れると思います。
消防設備士乙6の試験は比較的に難易度はそこまで高くないと言われますが、勉強しないと絶対に合格はできません。
たまに「1週間前から勉強を始め、前日に徹夜して試験に臨んだ」みたいな武勇伝的は話をする方がいらっしゃいますが、イチかバチかで試験を受けるのは受験料がもったいないと私は思います。
消防設備士乙6の勉強期間・時間はどのくらい?
勉強期間としては2か月でした。
なぜかというとこれまたネットで調べると
”2か月くらい”
というのをよく見たという、単純な理由なんですが実際に私もそうしました。
勉強時間は1日に1~2時間程度。
もちろん働きながらになりますので、通勤時間や休憩時間にテキストを読む時間も含めています。
どのような勉強でもそうですが、ちょこっとした隙間時間を活用した方が記憶には残りやすい気がします。
未知の分野の資格勉強って最初はどうしても暗記からになりますしね。
いろいんなシチュエーションで覚えた方が、身に付きやすいです。
これは
「あの時あの場所で覚えた用語だ」
みたいな感じです。
ざっくり1日1.5時間勉強するとして2か月で90時間。
ただ、毎日勉強するのって難しいですよね。
なので、仮に今日調子が良くて3時間勉強出来たら、次の日はしない!
など都合よく調整。
あまりガチガチのスケジュールは立てないようにしました。
乙6の勉強方法は
勉強方法の説明をする前に勉強に臨む姿勢についてお話したいと思います。
ご存知の通り乙6はTOTAL6割正解で合格。
科目別では最低ラインが4割です。
なので結局科目でも6割を目指すべきなのですが、最悪苦手科目は4割でもいいのです。
出題数 | 4割正解 | 間違えてもいい数 | 6割正解 | 間違えてもいい数 | |
基礎 | 5 | 2 | 3 | 3 | 2 |
法令 | 10 | 4 | 6 | 6 | 4 |
構造 | 15 | 6 | 9 | 12 | 6 |
実技 | 5 | – | – | 3 | 2 |
実技(鑑別)は6割必須なのですが、なにが言いたいかというと
”100点満点を取る試験ではない”
ということです。
間違えていい数を把握できると気持ちが楽になります。
完璧でなくてよいということを頭に入れて勉強を始めましょう。
ステップ1
実技(鑑別)にある写真を眺める。
これからどんな勉強を始めるのか写真でイメージが出来やすいかもしれません。
どんな勉強かって消火器のことなんですけど、そんな種類があるのなんて知らなかったし。
全くの素人の方であれば一度見ておけばその後の勉強の吸収の仕方がかわるのではないかと思います。
ステップ2
テキストを一旦全て最後まで読んでみましょう。
テキストの仲にも少し問題があるので読んで答えを見ます。
その時に問題が解けると感じたら、問題集の同じ章の問題を解いてもいいと思います。
しかし、最初はただ本を読む感覚で良いのではないかと思います。
ステップ3
テキスト2周目は章ごとにテキストと問題集にチャレンジします。
その次からは問題集のみで学習しましょう。
その後は問題集を解きながら、わからないところをテキストで確認するといった具合です。
問題を解くことで、記憶を固めていきましょう。
ステップ4
余裕があれば自分なりのノートを作成しましょう。
世間で販売されている問題集というのは過去問ではなく
あくまでも問題集。
消防設備士の試験問題は持ち帰ることが出来ない為、過去に受験した方たちからの情報をもとに問題集は作成されています。(そういう意味では過去問も含まれていますが…)
また、センターの公表問題がありますが、参考程度で全然問題数としては足りません。
ですから、問題集を解きながらテキストをチェックしていくときに自分なりのまとめノートを作成すると良いと思います。
私はルーズリーフに書き込んで作成し、普段の勉強時だけでなく、試験前日や当日の朝に最終チェックに活用しました。
これって、結構いいですよ。
どうしても暗記できないところは直前に暗記する方法もとれます。
ステップ5
実技(鑑別)の勉強はできるだけ実際に書いて暗記しましょう。
いまさらですが、実技とはいえ実際に消火器の扱い方が試験にでるわけではありません。
パソコンやスマホの自動変換になれてしまった昨今、自力で漢字を書くことってかなり少なくなりましたよね。
下手したら、自分の氏名も…さすがにそれはないか。
ただ、『破蓋転倒式』とか『蓄圧式』とか何度か実際に書いておかないとなかなか書けないのではないでしょうか。
最悪、ひらがなでも正解だとは思いますが、じゃあ 『破蓋転倒式』 はなんて読みますか。
実際に書いて勉強することをおススメいたします。
試験当日注意すること
試験当日は早めに試験会場に着くように心がけましょう。
早めに着いて損をすることはないです。
逆にギリギリに来る方がいらっしゃいますが、私にはちょっと無理かな。
試験時間は1時間45分で開始35分は退出できません。
その後は試験官の支持にしたがって退出できますが、早く退出する人に動揺する必要はありません。個人差はあると思いますが、1時間45分フルに使うような問題数ではありませんし、見直しの時間も十分あると思います。
最後にもう一度、これは100点を取る試験ではありません。6割を取る試験です。
必死になっている方は少し方の力を抜いて、逆に余裕だと思っているかたはもう少し必死に勉強しましょう。
乙6の合格率は40%前後で近年は推移しています。
100人いれば40人受かります。
あなたはその40人に入る人です。
大丈夫!
ちなみにテキストと問題集は定価の1/3位の値段でメルカリで売れました。
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