清原和博さんが監督を務めることになったと話題になっています「ワールドトライアウト2019」。株式会社World Tryout社が主催するトライアウトです。
ワールドトライアウト共同創業者の田中聡さんは法政大学野球部出身で、当時日本のドラフトにはかからなかったとのこと。
其の後アメリカの独立リーグのトライアウトを経験。1年後、日本ハムの入団テストを受けて合格。
しかし2年後に戦力外となって12球団トライアウトを受け次は阪神に入団したという、3回トライアウトを受けた経歴の持ち主。
こうした経験からもっと野球選手にチャンスを作ってあげたいとの思いでこの企画を立ち上げたそうです。
では、毎年行われているNPB(日本プロ野球機構)のトライアウトとの違いは何なのでしょうか。また清原さんが監督ってこれまでのトライアウトからすると想像できないのですがどういうことなのでしょうか。
ワールドトライアウトとNPB12球団合同トライアウトとの違いはなに?
これまで毎年行われていたNPBが主催するトライアウトは「12球団合同トライアウト」と言います。
このテストのやり方はシートバッティング方式で行われます。シートバッティングなので、特にカウント等のルールはなく例えば「1アウトランナー2塁からのセットポジションの投球が見たい」と関係者が言えば、言われた投手はそこから投球する。ような感じになります。
しかしワールドトライアウトは元プロ、マイナーリーガー、予選を通過したアマチュア選手・独立リーガーの3チームに分かれて試合を行います。
試合をするのでアピール出来るチャンスはNPBのものに比べると多くりますよね。今回話題となっている清原さんはその中のどれかの監督をするということだと思われます。
その他、ホームラン競争なども行われ、観客を楽しませることも考えられているようですね。
参加資格、年齢制限はあるのか?
ワールドトライアウトの参加資格は基本野球経験者で年齢が17~27歳となっています。未成年者や独立リーグに所属している方は少し制約がありますが、基本それだけです。これは凄いですよね。
これは門戸が大きく開いてますし、面白い。それと、一次審査(書類審査)のあとの二次審査(予選トライアウト)時には参加費が5,000円必要です。
私が若い時には周りに結構いましたよ、なんやかんやで野球をやめたけど続けてたら今頃は、みたいな人。今でも言う人いますし。きっとダメなんでしょうけど、そうは言っても隠れた逸材がどこかにいるかもしれませんからね。
比較としてNPBの参加資格はプロ野球12球団を自由契約になったことが条件となります。年齢制限は特にないようですが、そういう理由から一般の人がNPBのトライアウトに参加することは出来ません。
このワールドトライアウトはこういう機会を設けることによって、スカウトの方に見てもらおうというのが意図なので正直言って監督とかチームの勝敗は関係ないと思われます。
しかし、清原さんにもそういう舞台を作ってNPBとの繋がりを持とうという考えもあるようです。
今年から始まる為、成果は未知数ですが素晴らしい取り組みだと思いますし、この企画が長く続くよう期待したいです。
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