これはびっくりしましたよ。今期楽天の1軍監督をしていた平石洋介イケメン監督が来期より敵チームであるソフトバンクの打撃兼野手総合コーチに就任しました。
平石さんの手腕は今期の活躍が証明されているので、ソフトバンクファンは喜んでいいと思います。しかし、楽天ファンは悲しんでいるのではないでしょうか。
平石前監督は来期に楽天二軍の統括を打診されていましたけど、ソフトバンクを選びました。お金とかそういう問題ではなさそうですね。
苦渋の決断だったと思われますけど、楽天のポストを蹴った理由を報道されているコメントより探ってみました。
平石洋介はなぜ楽天二軍統括のポストを蹴ったのか?
平石前監督は昨年のリーグ最下位から今年は3位と躍進し、クライマックスシリーズにも出場した為、ファンの間では評価が高かったです。現役も含め楽天に15年在籍していましたし、生え抜きだったのですが。
しかし、指導者としては特に石井一久GMからの評価が良くなかったようです。
具体的には「現状の課題を平石では改善が望めない」という内容の文書をGMから報道陣に文書が配布されています。
それまで他の選手に対する石井さんの謎の人事があったりして、平石さん自身にもその矛先があてられ、納得できなかったのではないでしょうか。
一軍監督はクビで用意された「二軍統括」と言われても、”改善が望めない”とまで言われて二軍ならいいのかと言う疑問も出てきますし。
楽天を退団するにあたってのコメントでは「楽天には誰にも負けないくらいの思い入れがある。そんな私でも退団する決心をした。それが全てです。」と述べています。
かなり悔しかったのではないでしょうか。
平石洋介はなぜソフトバンクコーチへ?
平石コーチは年齢39歳ですが指導者歴は8年と経験と実績があり、ソフトバンクは若手の野手を強化することが課題であった為、その辺が合致したのだと思います。
また、ライバルチームから見た視点で弱点など情報を十分持っているでしょう。ですからその情報を元に、今年日本一になったソフトバンクは更に選手を強化したかったのでしょう。
そして平石さんの出身高校はPL学園ですが、小学校まで大分県に住んでいたこともあり、九州の球団はしっくりいったのかもしれません。
なにより野球にまた携わることが出来るのですし、楽天に恩返しするには最強の球団ですからね。
敵チームの監督がコーチに就いた異例の出来事は過去にある?
敵チームの監督がしばらくして別球団の監督で移籍と言えば、すぐに思い浮かぶのは野村克也監督ですよね。
野村さんてプレーイングマネジャーとして南海ホークス時代に務めてましたけど、ヤクルト、阪神、それこそ楽天の監督も務めました。
そのヤクルトから阪神の監督へ移籍したのは翌年ですから凄いですよね。今年はヤクルトで来年阪神って、人気過ぎでしょ。でもこれは監督から監督です。
監督から他球団のコーチ就任は2009年にオリックスの監督からソフトバンクのコーチへと移籍した大石大二郎さんがいました。
大石大二郎選手と言えば近鉄の名手でした。中学時代に大石っていましたけど、あだ名は大二郎でしたからね。それだけ人気でした、なちぃ~。
まあ、それだけ今回の就任は滅多にないことで異例だったってことですね。これはまたソフトバンクが強くなってしまいそうですよ。
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