スポーツライターでもある乙武洋匡さんに「島孝明、見事に潰しましたね」と千葉ロッテファンを激怒させるツイートしました。その後謝罪されていますが、ファンの怒りは収まってないようです。
千葉ロッテファンの方は島選手のことに詳しいと思いますが、他球団のファンは申し訳ありません、あまり知らないのではないかと思います。
どのような選手なのか調べていると2019年10月初旬に球団から育成契約を打診されたとのこと。
ふと思ったのですが、よく日本のプロ野球で育成枠なんてニュースで聞くのですが、いったい普通の選手とどういう違いがあるのでしょうか。
詳細は球団によって違う部分や例外などもありますので、大まかにまとめさせていただくことをご了承ください。
育成契約と支配下登録の違いは年俸の他になにがある?
まず、支配下登録は支配下にある選手ということで、一軍と二軍を合わせた1チームの全選手のことを言い最大70人までです。さらに一軍は29人と決まっています。
育成選手というのはその支配下登録を目指す為に球団が技能やマナーの向上を目的とした選手のことを言い、人数制限はありません。しかし3年間という期間が設けられています。(例外もあり)
育成選手の最低年俸が240万円になります(新人選手は300万円)。支配下選手は440万円。一軍選手は1,500万円です。なので育成契約は相当野球をやる気と見込みが無いと続けられないですよね。
まあ、野球をやってるもしくはやってた方ならわかることですけど、育成になるだけでも相当な実力なんですけどね。
そして背番号は基本的には3桁の100番台ですが、「007」とかでも良いらしいです(中日は200番台を使用)。逆に支配下になると2桁なんですが例えば「07」はダメだそうです。
そして出場できる試合も決まっています。それはレベルの差を考えて最高でオープン戦までしか出れません。
厳しいと思ったのですが、当たり前と言えば当たり前ですね。1軍の試合に出れる実力があれば、一軍に昇格するわけですから。
この他あまりにも細かな制約がありますが、ここでは省略させていただきます。
育成枠の選手数や育成出身の選手は誰。
先ほど育成枠の選手に人数制限は無いと記しましたが球団によって人数が面白いほどバラバラです。以下は今年2019年の人数。
セリーグは巨人21名、阪神4名、中日6名、横浜4名、広島6名、ヤクルト3名。
パリーグはオリックス6名、ソフトバンク21名、日本ハム2名、ロッテ4名、西武6名、楽天14名となっています。
巨人とソフトバンクは底が大きいから強いのかと推測できますけど、要するにお金を持ってるってことですか。でもそれだけ魅力がある球団だとの見方もできるのかな。
では育成出身で好成績を上げた選手って誰がいたでしょうか。
最初に名前がでるのはやはり巨人の山口哲也投手ですよね。WBCにも出場しましたし、年俸は2億4,000万円にまでなりました。
また巨人の松本哲也外野手も新人王を取ったことで話題になりました。その2009年に流行語大賞に「育成選手」がノミネートされたんだそうです。これは記憶になかったです。
それからは多くの選手が活躍されてますが、ここ最近で記憶に新しいのはソフトバンクの千賀滉大投手がノーヒットノーランを達成したことじゃないでしょうか。
甲斐キャノンの甲斐拓也捕手も育成出身です。余談ですが、千賀投手はWBCを辞退したそうじゃないですか。う~ん、侍スピリッツは…無いのか、残念。
とまあ、今や育成選手から活躍されている方はバンバンいるので、島選手も大変辛い時期を体験したようですけど、みんな期待しているので頑張って欲しいと思います。
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